らない。
検索してみればわかるが、この手のサービスは想像以上
に数が多い。
名前も似たようなものが並び、謳い文句もどれも似通っ
ていて、結局どれを選べばいいのか、かえってわからな
くなる。
決断を先延ばしにするために外部収納を選んだはずが、
今度は「どの外部収納にするか」で決断を先延ばしにす
る――これでは本末転倒である。
そこで、細かいサービス名を見る前に、
まず物差しを三本、用意しておきたい。
一本目は、月額料金。
これは単純なようでいて、実は落とし穴が多い。
「月額○○円から」という表記は、たいてい最小サイズ・
最安プランの数字であり、実際に預けたい量になると、
料金は一段階も二段階も上がることが珍しくない。
比較する際は、自分が預けたい分量に近いプランで、金
額を見る必要がある。
二本目は、取り出しやすさと、その送料。
預けている間はいいが、問題は「必要になった時」だ。
取り出しに何日かかるのか、送料はいくらか、そもそも
一部だけ取り出せるのか―
―このあたりの条件は、サービスによってかなり差があ
る。
安さだけを見て選ぶと、いざという時に痛い目を見るの
は、たいていこの部分である。
三本目は、対応できる品目とサイズ。
衣類や書籍程度の小さなものを想定しているのか、それ
とも家具や家電のような大きなものまで含めたいのか。
ここが決まっていないと、そもそも比較の土俵に乗らな
いサービスまで検討してしまうことになる。
この三本の物差しに加えて、もうひとつ、押さえておき
たい前提がある。
こうしたサービスには、大きく分けてふたつの系統があ
る。
ひとつは、契約したスペースそのものに、自分で荷物を
運び入れる「トランクルーム型」。
もうひとつは、専用の箱に荷物を詰めて送るだけの
「宅配収納型」。
前者は自分の目で荷物を確認できる安心感がある一方、
運搬の手間がかかる。
後者は手間がかからない代わりに、荷物は基本的に業者
の倉庫に預けたきりになる。
どちらが優れているという話ではなく、そもそも仕組み
が違う、という理解がないまま料金だけを比較しても、
あまり意味がない。
物差しは揃った。
次回以降は、この三本の軸に沿って、具体的なサービス
をひとつずつ見ていきたいと思う。
【関連する記事】

